19日、英ヘンリー王子(33)と挙式したメーガン・マークルさん(36)の結婚指輪は、エリザベス女王から贈られたゴールドで作られたものであるという。

 英インディペンデント紙によると、ケンジントン宮殿は挙式当日、王子とマークルさんが選んだ宝石商は英国王室御用達の「クリーブ&カンパニー」で、エリザベス女王から贈られたウェルシュ・ゴールドで制作された一品であると発表した。

 英国王室では約100年前から、結婚指輪に英ウェールズ産の希少なウェルシュ・ゴールドを使用する慣例がある。

 一方、ヘンリー王子の指輪はプラチナで、テクスチャー仕上げ。マークルさんの指輪同様、クリーブ&カンパニーの制作によるものと発表された。2人の指輪は挙式前、花婿の付添い人を務めた兄のウィリアム王子によって教会に運ばれたという。

 また、王室の発表によると、ヘンリー王子は英国王室の伝統に反し、結婚指輪を身につけることにしたという。

 ちなみに、ウィリアム王子は指輪を身につけないことを選び、祖父のフィリップ王配殿下も1947年にエリザベス女王と結婚した際、指輪を身につけないことを選んだ。父のチャールズ皇太子は、故ダイアナ妃およびカミラ現夫人との結婚で、ともに指輪を身につけることを選んでいる。(ニューヨーク=鹿目直子)