世界最高峰エベレスト登頂を目指していた北海道出身の登山家、栗城史多(くりき・のぶかず)さん(35)が、死去したことがわかった。所属事務所が21日、栗城さんのブログで伝えた。

 事務所は、「このようなお知らせになり大変申し訳ございませんが、エベレストで下山途中の栗城が遺体となり発見されました。下山を始めた栗城が無線連絡に全く反応しなくなり、暗い中で下から見て栗城のヘッドランプも見当たらないことから キャンプ2近くの撮影隊が栗城のルートを登って捜索し、先ほど低体温で息絶えた栗城を発見いたしました」と報告。「生きて帰ることを誓っておりましたのに、このような結果になり大変申し訳ございません。生きて帰るため執着しないと誓っておりましたのに、最後に執着してしまったのかもしれません。皆様へのご報告が遅くなりなりましたこと、心よりおわび申し上げます」と謝罪し、「これまで栗城を応援していただき、本当にありがとうございました」と感謝した。