女優沢尻エリカ(32)が21日、中国・上海で開催中の「第21回上海国際映画祭」に出席した。主演映画「猫は抱くもの」(犬童一心監督、23日公開)が、邦画作品として唯一、コンペティション(長編劇映画部門)部門にノミネート。国内でのドラマ撮影の合間を縫って日帰り日程で現地を訪れ、上映後の舞台あいさつでは「皆さんに集まっていただき本当にうれしい。もし中国映画からオファーがあったとしたら、作品のスケールが大きく、ぜひ中国語を覚えて出演したいです」。

 沢尻にとって、海外での映画祭への参加は初めて。中国では、出演ドラマ「1リットルの涙」(05年)の放送を機に人気があり、約9000人規模の「沢尻会」という現地のファンコミュニティーも存在するという。この日も、会場前には約100人のファンが集結し、沢尻も笑顔でサインなどに応えていた。最高賞「金爵賞」は24日に発表。