女優吉岡里帆(25)主演のフジテレビ系連続ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(火曜午後9時)の14日放送の第5話の視聴率が4・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが15日、分かった。前週より0・7ポイントのダウンとなった。

 視聴率は初回から7・6、5・5、5・8、5・5%だった。

 義経えみる(吉岡)は、安定を生活を求めて東京都東区役所に就職、公務員になった。だが、最初に配属された「生活課」で待ち受けていたのは、個性豊かな職場の仲間たちと、生活保護の壮絶な現実だった。彼女が担当する110世帯の生活保護受給者たちには、知れば知るほど奥の深い、それぞれの人生があった。原作は「週刊ビッグコミックスピリッツ」に連載中の柏木ハルコ氏の同名コミック。

 14日放送の第5話では、ある日、生活保護を受けたいと一人の男が窓口にやって来る。男の名前は島岡光(佐野岳)。島岡は、自分がうつ病であること以外は何も話そうとせず、親族による援助が可能かを確認する“扶養照会”もかたくなに拒否。えみる(吉岡)の上司の京極大輝(田中圭)は調査をえみるに指示した。

 戸籍をもとにえみるが島岡の父親のことを調べると、驚きの事実が判明する。島岡は、島岡雷(小市慢太郎)という輝かしい経歴をもつ総合病院の院長の息子だったのだ。父親に収入があると判断した京極は、早速、扶養照会を進めるよう指示するが、島岡が何か人に言えない悩みを抱えているのではないかと考えたベテランケースワーカー半田明伸(井浦新)は、慎重になるべきだと京極に進言。2人の意見は真っ向から対立。

 えみるから扶養照会することを聞かされた島岡は、それを激しく拒否。しかし、どんなに尋ねてもその理由を明かさないため、いら立ちを隠せなくなったえみるは「決まりだから仕方ない」と、島岡の希望を突っぱねた。