腰痛のためパーソナリティーを務めるラジオ番組を休養していたタレント大竹まこと(69)が15日、先月19日以来、約1カ月ぶりに復帰した。

 文化放送の看板番組「大竹まこと ゴールデンラジオ」(月~金曜午後1時)の冒頭で「ただいま!」とあいさつ。先週に腰の手術を受けて退院して間もなく「確かに復帰したかも知れませんが、まだ本来の状態ではありません。あちこちしびれています」と現状を説明。体重が6・5キロ落ちたことを明かし「これがダイエット本の企画だったら良かった」と笑わせた。

 水曜パートナーの壇蜜(37)いとうあさこ(48)太田英明アナウンサー(55)が久しぶりの再会を喜んだ。いとうからは「いい声だ」とのかけ声が飛んだ。

 復帰にあたって「いま女房は『あんた頑張ったね』と泣いていると思う」と1カ月ぶりのスタジオで感慨にふけった。

 入院中の病室からは「神宮花火が真ん前から見えた」という。「(腰痛で)意識が遠のこうとしている状態で、耳をふさぎたくなる大音量だった」と苦しい入院生活を振り返った。

 大竹の休養中にはラジオ業界の重大なイベント「スペシャルウィーク」(聴取率週間)もあり、代役として歌手近藤真彦、伊東四朗、吉田照美らが日替わりで出演するなどして危機を乗り越えた。

 6月中旬から腰痛を訴え、以降スタジオで横になりながら出演を続けてきたが、先月19日から都内の病院に検査入院。一時は、入院先の病院を抜け出して東京・浜松町の同局に駆けつけるプロ根性も見せたが、ドクターストップがかかった。禁煙も伴う糖質制限の食事療法も行った上で、先週に腰の手術を受けて無事退院していた。