俳優犬飼貴丈(24)が15日、東京・新宿の福家書店新宿サブナード店で、ファースト写真集「きせき」(主婦と生活社)の発売記念イベントを行った。

タイトルに込めた思いを「徳島から上京して5年でいろんな人との出会いがあった『奇跡』、そして、この5年間の自分の『軌跡』、自分がこれまで生きてきた『軌跡』を込めた」と説明した。

千葉県生まれだが、小6の時に母親の故郷である徳島に引っ越しをした。19歳で上京するまで、そこで暮らした。「今回は徳島でも撮影をしました。お気に入りの1枚は、中学生のころから通っていたラーメン店の写真。当時は『韓国ラーメン』の『大辛』を普通に食べていたのに、久々に食べたらすごくからかった」と振り返った。

徳島の男友達も写真集を買ってくれたという。「シャワーシーンもあるのですが、『はずかしい』って言っていた」。写真集の自己採点は、次作への期待を残して「75点」だという。

今年は戌(いぬ)年。1年を振り返って「戌年にふさわしい『犬飼の年』でした」と充実ぶりを表現。来年は亥(い)年だが「『犬飼の年』にしたい」と意欲を見せた。やってみたい役は「結ばれる恋をやってみたい。それとすこぶる悪い役」だという。俳優以外にも「音楽が趣味なので、ぜひ仕事に結び付けたい」と話した。

12年にジュノンボーイ・コンテストでグランプリを獲得。昨年9月期のテレビ朝日系特撮ドラマ「仮面ライダービルド」の主演としてブレーク。現在は日本テレビ系連続ドラマ「獣になれない私たち」に出演している。