女優葵わかな(20)が初のナレーションを務めた映画「劇場版 ダーウィンが来た! アフリカ伝説」の公開初日舞台あいさつが18日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた。

この映画はNHKで06年から放送されている「ダーウィンが来た! 生きもの新伝説」の500本以上のアーカイブから厳選映像をまとめたもの。

群れから追放され、放浪の旅を続けながら王を目指す「オスライオン」、家族を失い、たった1頭で幼い子供を育てる「メスライオン」、争いで片腕を失った子供を優しく見守りながら暮らす「ゴリラ家族」を中心に、アフリカのたくさんの珍獣も紹介している。

ナレーション初挑戦の葵は「歴史がある、多くの方が見ている番組なのでドキドキしながらやらせていただきました。初の映画化に参加できて光栄です」。

映画の中で気になった生きものに、指の上に乗るほど小さなカメレオンを挙げ「こんな動物がいるんだとびっくりしました。生で見る機会があったらぜひ見てみたい」と興奮気味に語った。

さらに「ライオンは『百獣の王』と言われますけど、仔ライオンから成長していく過程を見ているとすごくかわいい表情をしていて…。私も実家で猫を飼っているのですが『猫と同じ表情の時があるな~』って思いました。そして、メスライオンがご飯を捕りにいっていて、オスライオンは食べるだけ。それも最初に…。けっこう厳しいんだな」と、映画を通じて初めて知ったライオンの生態に感心していた。

イベントの途中からは番組の人気キャラクター・ヒゲじいがトークに参加。ヒゲじいから「わかなちゃんのナレーションは優しい声でやわらかい。話しかけるような言葉も多かった。あなたは立派なナレーターですぞ」とほめられ、照れる場面も。

葵は、「家族の絆の物語をより多くの方に見てほしいと思います。初のナレーションでとても印象深い作品になりました。ぜひご家族みんなで見にいらしてください」と映画をアピールした。