女優安藤サクラ(33)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の19日に放送された第117話の平均視聴率が21・5%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、「まんぷくラーメン」の売り上げが伸びない中でも試食販売を続けた。萬平(長谷川博己)と福子(安藤サクラ)は、売り上げを伸ばすためのきっかけとして国立栄養研究所に栄養分析を依頼することにした。すると結果はビタミンやミネラルなどの栄養が多く含まれていることが分かり、健康食品として推奨してもらうことも決まった。そこで、国立栄養研究所のお墨付きを売り文句に販売すると、売り上げが8割に伸びた。さらに売れるため福子はテレビのCMで宣伝することをひらめいた、という内容だった。