落語家立川志の輔(65)が22日、東京・新宿バルト9で、初主演映画「ねことじいちゃん」(岩合光昭監督)の初日舞台あいさつに出席した。

志の輔は「映画のことが何も分からず、撮影を続けてこられたのは、ここにいるプロの俳優の皆さんと監督のおかげです」と深々と頭を下げ感謝。「『ねことじいちゃん』を広めてください。タイトルが思い出せなかったら、サブタイトルに『ねこを止めるな!』と付いてます」と、大ヒット映画を引き合いに笑わせた。

昨年、愛知県の佐久島などで約1カ月間撮影された。志の輔は「岩合監督は『タマ~、お前はなんてすばらしいんだ』とワンカット、ワンカット抱きしめるんですよ。私のことは1度も抱きませんでした」と、振り返った。

この日は、にゃんにゃんにゃん(222)の語呂合わせで「猫の日」。岩合監督、志の輔をはじめ、柴咲コウ、小林薫、柄本佑、銀粉蝶、山中崇は猫を抱いてフォトセッションを行ったが、葉山奨之だけは、猫に嫌われてしまう役柄に合わせぬいぐるみを抱いて参加し、笑いを誘った。