6月1日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「仮面同窓会」(土曜午後11時40分)に主演する溝端淳平(30)とヒロインの瀧本美織(27)が22日、都内で制作発表に出席した。

溝端は高校卒業後、故郷を離れて営業マンとして働いてきたが、地元に帰って体罰を受けた教師に仲間たちと仕返し。軽いつもりの仕返しが殺人事件につながり、人生が狂っていく。瀧本は高校時代の同級生で、ストーカーに追われているところを助けられて溝端と10年ぶりに再会、距離が縮まっていく。

溝端にとって、11年7月期の日本テレビ系「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」以来、8年ぶりの民放連ドラ主演。その間、16年5月に亡くなった舞台演出家の蜷川幸雄氏(享年80)のシェークスピア作品などに出演してきた。

「8年前とはお芝居に対する考えが違っている。蜷川(幸雄)さんとの出会いが大きいですね。難解なものに挑戦して、成長できた8年間だと思うので、すてきな作品で、それを出していきたい。毎回、展開が気になって、ドキドキして夜も眠れなくなる作品になるように頑張って作りました」と話した。

瀧本は「ストーカーに追われているところを助けてもらって、そこが10年ぶりの再会。登場人物たちが過去に捕らわれて生きているので、何か光を見いだしたいと思って演じました」。

回想シーンでは女子高生の制服姿を披露する。「本当に、失礼してます(笑い)。現役から、もう10年たっていると恥ずかしいものですね。年齢は関係ないぞという思いでやっています」と笑った。高校時代が物語の発端とあって、高校時に後悔してることを聞かれると、溝端は「文化祭で女装して姉の下着を着けて踊ったのが黒歴史。上(ブラジャー)ですよ」と苦笑いした。