俳優坂口健太郎(27)吉田鋼太郎(60)が23日、都内で、ダブル主演する「劇場版 ファイナルファンタジー104 光のお父さん」(野口照夫、山本清史監督、6月21日公開)完成披露試写会に出席した。

オンラインゲーム「ファイナルファンタジー14」を通し、すれ違っていた親子が交流を深めていく物語。書籍、ドラマ化された累計1000万アクセス超の人気ブログを映画化した。

2人は素性を隠したままゲーム内で対話する親子を演じた。作品で言葉を交わすシーンは少ないが、坂口は「父親の背中を見るまなざしや、セリフじゃないところを意識しました。クランクアップの日は濃い芝居をした気持ちになりました」と濃厚な撮影を振り返った。吉田も「バチバチの演技合戦をしています」と胸を張った。

17年4月期にTBS系で放送されたドラマ版は、父親役を大杉漣さんが演じた。吉田は大杉さんを「尊敬する素晴らしい俳優」といい、「やらせていただきますという気持ちで、ファンの期待を裏切らないように一生懸命やるしかない」とオファー時の心境を語った。

作品ではゲームに熱中する親子の姿が描かれる。最近熱中したものについて聞かれると、坂口は「トレーニングをしてます」と明かした。隣に立つ吉田から「すごいですよ!」と、大胸筋をアピールするようにボディータッチされると、坂口は照れつつも「筋肉は裏切らないので」と笑顔で応じていた。

山本舞香(21)佐久間由衣(24)野口照夫監督(44)、ゲームパートを担当した山本清史監督(40)も登壇した。