20日に最終回を迎える、フジテレビ系連続ドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」(木曜午後10時)の主演、亀梨和也(33)が、このほど、クランクアップを迎えた。クランクインしてから約3カ月半の間、ダブル主演の二階堂ふみ(24)演じる警部補・姫川玲子を献身的に支える、巡査部長・菊田和男を演じ切った。

この日の撮影は、亀梨が連続殺人鬼“ブルーマーダー”の共犯者が立てこもるアジトへ潜入するシーンの撮影。単身で乗り込んだ菊田に絶体絶命のピンチが襲いかかる緊迫のクライマックスシーンを撮り終えて「亀梨和也さん、オールアップです!」の声が上がると、大きな拍手がロケ現場全体に響き渡った。

二階堂から花束を受け取ると満面の笑みを浮かべた亀梨は「この作品は役柄、役回り的にも、そしてソロで主題歌という意味でも自分にとってチャレンジングなことをたくさん経験させていただける現場でした。また、現場に来て、各監督をはじめ、二階堂さん、キャストの皆さん、スタッフの皆さんとしっかりと向き合い、1つ1つの出来事に対して、その壁を越えていく撮影の日々は、僕にとって有意義で、すてきな時間だったなと感じています。どうか、最終回のオンエアが終わるまで引き続きよろしくお願いします。本当にありがとうございました」とあいさつ。「二階堂さんは、姫川玲子というキャラクターを演じるにあたってすごく負担も大きかったと思います。そんな中でも、座長としてキャスト、スタッフの皆さんに気を使いながら過ごしてくださったことに心から感謝しています。みんなの気持ちを受け入れるキャパシティーの広さがありつつも、しっかりと芯を貫いてチャレンジし、トライしていく感性も持っているので“さすがだな”って勝手に感じながら過ごさせていただきました」と話した。

撮影期間の3カ月を振り返って「菊田というキャラクターをしっかりと意識しながら1シーン1シーン、繊細に表現するように心がけてきました。特に、姫川さんとの距離感、姫川班の中でのあり方は常に意識してきたつもりです。最後、姫川さんと菊田の関係がどうなるかは見てからのお楽しみですが、1話から最終回までを通して、2人の関係性を描いてこられたのは連ドラの醍醐味(だいごみ)だったんじゃないかなと思います」。打ち上げでは主題歌「Rain」を姫川班メンバーと歌う予定で「宍戸(開)さんに先陣切ってもらって、カラオケの採点で勝負したいですね」と笑った。

最終回では、池袋周辺で暗躍する裏社会の者たちを次々に殺害し震撼(しんかん)させている“ブルーマーダー”。その手口は何らかの武器を用い、全身の骨をバラバラにするという残忍さを漂わせる。事件を追っていた姫川(二階堂)は、勝俣健作(江口洋介)とバディを組む葉山則之(葉山奨之)から“ブルーマーダー”の正体がわかったと連絡を受ける。驚くべきことに、その正体は元警察官の木野一政(要潤)だという。

そんな中、池袋のホテルで警察官も被害を受ける発砲事件が発生。現場に急行した姫川は、近くの公園に身を潜めていた木野を発見、確保する。元警察官の木野はなぜ、反社会組織の連中ばかりを狙った連続殺人を起こしたのか。取り調べを進める中で驚くべき真実が明らかになっていく。一方、“ブルーマーダー”の共犯者を追う菊田(亀梨)は、潜伏しているアジトにたどり着く。単身で乗り込む菊田に、絶体絶命のピンチが襲い掛かる。