女優広瀬すず(20)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の19日に放送された第69回の平均視聴率が21・4%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、会社では次のアニメーション映画「わんぱく牛若丸」のキャラクター検討会が行われ、なつは常盤御前の絵を提出した。麻子(貫地谷しほり)も違う表情をした絵を出していた。そこで議論が交わされたが、2人とも中途半端で人物の奥行きがないと言われ、どちらにするか決まらなかった。午後になり、仲から呼び出されたなつと麻子は、1枚の絵を見せられた。それは仲が2人の絵を合わせた常盤御前の絵だった。なつはその絵を見て自らの足りない部分を感じ、麻子に謝った。また麻子も口に出したことを仕事で責任を取るしかないと伝えた、という内容だった。