日本テレビの定例社長会見が30日、都内の同局で行われた。

日テレが生中継するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で日本が連勝し、高視聴率をキープ。小杉善信社長、福田博之取締役編成担当、広瀬健一取締役事業・海外ビジネス担当は、日本代表のジャージーを着て登場し、写真撮影に応じた。

小杉社長は「初戦ロシア戦が18・3%出たということで、スタートダッシュが効いた。日本代表の戦い方が非常に感動を呼ぶということだと思う、すべては。土曜のアイルランド戦も現場で見て、前半は胸が熱くなる。後半は鳥肌が立つ、という感覚。たぶんテレビの前の視聴者も会場にいた方もそうなったと思う。日本代表の愚直でけなげ、規律を重んじるという姿勢に皆さんが感動して、追い風というか。その証拠に海外のチーム同士の試合も、非常に多くの方に見ていただいている」と話した。

小杉社長は今後の放送についても「まだまだ先はありますので、台風という大きな的もひかえているので、我々も気を抜かずに放送責任を果たしていきたい」と話した。

07年のフランス大会から中継に携わってきた福田博之取締役編成担当は「日本大会を決まった時もまちがいなく全社をあげて盛り上げるという決意でやってきた。盛り上がりは我々が想像していた以上のもので、非常に幸せな気持ちです。高い視聴率を取るのも夢ではありましたけど、ラグビーという競技が日本で文化として、メジャースポーツとなるお手伝いができれば幸せ、と思って取り組んで参りました。まだ1カ月以上ありますので、気を抜かず、日本代表を応援したいと思っている」と話した。

ジャージー姿は局内で福田取締役や、スポーツ局に社員らが定期的に着用。小杉社長が追随し、社長会見で着用したという。

日テレは、日本がロシアに30ー10で勝利した、20日の開幕戦を生中継。ビデオリサーチ調べで、関東地区の平均視聴率は18・3%、関西地区は21・0%を記録。瞬間最高視聴率は午後9時43分、試合終了間際にロシアがラインアウトから最後の攻撃をした時点で25・5%を記録した。