スター・ウォーズ完結編を記念、東大寺で音楽奉納

スカイウォーカー家の物語の完結編となる映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の公開を記念して、奈良・東大寺で12日夜、スター・ウォーズ音楽奉納が行われた。満月に照らされた大仏殿前のステージに、華厳宗管長・東大寺別当の狹川普文氏の立ち会いのもと、R2-D2、C-3PO、BB-8の人気キャラクターがそろい、東郷源氏率いる映画音楽の吹奏楽団「源-Minamoto-」が4曲のメドレーを奉納した。

おなじみのメーンテーマなど映画史に残る壮大な楽曲は、巨大な大仏や東大寺のスケール感にも見事にフィットし、境内の荘厳なたたずまいを一層高めていた。シリーズ全作を観ているという大ファンの狹川氏は「大仏さんもとても喜んでいるでしょう。スター・ウォーズはみんながつながって、思いやって平和になっていこうという作品。それがフォースの力だと思います」などと話していた。東大寺は音楽とも縁が深い。752年の「大仏開眼供養会」では、国際色豊かな楽舞が奉納されたという。また毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)は光で宇宙の真理を人々に導く仏であり、光を象徴するジェダイの騎士が活躍するスター・ウォーズとの親和性も感じられることから奉納されることになった。

映画界に革命を起こし、世界中を魅了してきた伝説のシリーズならではの、世界遺産との恒例企画の完結でもある。15年の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」では京都・清水寺で「風神レイ&雷神カイロ・レン屏風」を、17年の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」では京都・平等院でスター・ウォーズ狂言を披露。そして今回は東大寺で壮大な宇宙観をみせた。42年に渡る本編の結末への期待が高まるばかりだ。同作は12月20日、日米同時公開。