学生時代に駅伝の選手として活躍した俳優の和田正人(40)が、陸上長距離界を席巻しているナイキ社の厚底シューズ「ヴェイパーフライ」シリーズが、世界陸連の新規則によって禁止されることになると複数の英メディアが報じたことを受け、持論を唱えた。

和田は16日、ツイッターを更新し、報道に言及。「足袋がシューズに進化した過程と同じ。人類の進化は道具の発展。この厚底という新たな分野が生まれた事を、走者の起点として、各メーカーが競い合えばいい。食べ物、サプリ、トレーニング方法が進化してあるのと同じ。過去の記録を起点としての発展はあり得ない。ここから」と持論を展開した。

同シューズは厚底の中に、挟み込まれた反発力のある炭素繊維のプレートが特徴。マラソンの世界記録を持つ男子のエリウド・キプチョゲ、女子のブリジット・コスゲイ(ともにケニア)や日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)ら多くのトップ選手が履いている。記録的高速レースとなった今年の箱根駅伝では8割以上の選手が着用していた。