覚せい剤取締法違反などの疑いで警視庁に逮捕された歌手槇原敬之容疑者(50)が、今年のデビュー30年を迎えるに当たって「死ぬんじゃないか? というくらい働きます」と強い意気込みを示していたことが15日までに分かった。この日までに正式発表はないものの全国ツアーや記念アルバム発売は白紙になる可能性が高く、むなしい宣言となってしまった。

この発言は昨年12月、30周年特設サイトに掲載されたインタビューで話していた。プロジェクト内容や曲に込めた思いを説明し「今年から来年くらいまでは死ぬんじゃないか? というくらい働きます。みんなに対して本当に感謝の気持ちを言いたいので、頑張ろうと思っています」と熱く語っていた。

また同インタビューでは、50歳の目標として「自分でデザートを作れるようになりたい」と明かしつつ、「第一弾としてはクッキーを作れるようになりたい」とも話していた。5年ほど前にはバラエティー番組でクッキー作りを体験して喜んだこともあった。薬物事案の疑いを持たれている現在の状況とは“正反対”の印象の、「50歳の夢」だった。

槇原容疑者は18年3月、4月に東京都港区の自宅マンションで覚醒剤と危険ドラッグ「ラッシュ」を所持していたとして今月13日、覚せい剤取締法違反(所持)と医薬品医療機器法違反(同)の疑いで警視庁組織犯罪対策5課に逮捕された。