宝塚歌劇団が当面の間上演中止、長期の休止は異例

  • 鳳月杏(2020年1月20日撮影)

新型コロナウイルスの感染拡大防止について、政府の要請を受け、宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)も27日、宝塚大劇場、東京宝塚劇場などで、29日から当面の間、上演中止を決めた。

同劇団はこの日夜、公式ホームページに「宝塚歌劇では、公演を実施する各劇場内の感染予防に最大限努めるとともに、お客様にも予防をお願いしてまいりましたが、このたびの政府の感染症対策本部の方針を受け、国内での感染拡大防止を第一に考えたうえで、2月29日より当面の間、中止させていただきます」と報告した。

本拠地の兵庫・宝塚大劇場では、星組新トップ礼真琴と、相手娘役舞空瞳の新コンビ本拠お披露目「眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~」「Ray-星の光線-」を上演中だったが、2月29日~3月8日までの公演を中止。同公演は9日に千秋楽予定も、劇団は「その時点での状況を見て開催可否を決めたい」としている。

東京宝塚劇場での雪組公演「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」も、29日から3月8日まで、月組の東京建物Brilliaホール公演「出島小宇宙戦争」も29日から千秋楽の3月1日まで、上演中止が決まった。

雪組公演をめぐっては、トップ望海風斗、相手娘役の真彩希帆が退団を発表したばかり。月組公演は、人気スター鳳月杏の東上初主演作だった。

通年公演を行う宝塚歌劇では、18年に台風の影響で休演したことがあったが、長期にわたる公演中止は異例。本拠地の宝塚大劇場が被災した95年の阪神・淡路大震災時に公演中止はあったが、劇団では「ちょっとほかに記憶がないですね」と言いつつ、対応に追われていた。

28日公演については、通常通り実施。チケット料金の払い戻しなどは、後日、劇団の公式ホームページで発表される。振り替え公演の予定はない。