先輩や芸人イジりも 山下美月が乃木坂に起こす新風

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

乃木坂46の山下美月(21)の自由なコミュニケーション力が、グループに新しい風を吹かせている。

例えば、これまではあまり見られなかった「先輩イジり」だ。映画「映像研には手を出すな!」(9月25日公開)の共演から距離が縮まった齋藤飛鳥(21)とのやりとりが、4月以降話題となることが増えた。

3期生の山下にとって、1期生の齋藤は約5年先輩だが、メディアの前で齋藤のしぐさを必要以上に「かわいい~」と言ったり、ふざけて強めの態度をとることも増えた。齋藤もテレビ東京系「乃木坂工事中」内で「最近、たまに山下に言い聞かせるんですよ。『私のほうが何年先輩?』って」と笑顔で明かし、「映像研-」についての取材に応じた際には「(イジりに)来てくれるのはうれしい」とも話していた。ファンの間でも、「美月と飛鳥ちゃんの距離感好き」など、好意的な声があがっている。

山下の積極性は、グループ内だけにとどまらない。バラエティー番組などでも、共演したお笑いタレントからツッコまれることが増えてきた。TBS系「バナナサンド」では、サンドウィッチマンの伊達みきお(46)をイジるような発言を続け、何度もツッコまれていた。

またフジテレビ系「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」では、ダウンタウンの2人に対しても猛アタック。冒頭の自己紹介から「今日が本当に誕生日なんですよ。ダウンタウンのおふたりにプレゼントをいただきたくて」とアピールし、松本人志(57)から「絶対イヤです!」とツッコまれ、スタジオに笑いを起こしていた。

乃木坂46に加入して5年目に入った山下は、心境の変化を聞かれ、「度胸がついたというか。バラエティーとかでも、芸能界の先輩方とコミュニケーションをとらせていただくのがすごく楽しいんです」と答えていた。「学ぶことがたくさんあると思うので、積極的に関わりを持ちたいんです。もともと『かわいい、かわいい』ってかわいがられるタイプでもないので、自分なりのコミュニケーションが、自由に出せるようになってきたのかもしれません」とも話した。

乃木坂46には謙虚で控えめなメンバーが多い分、山下のやりとりやトークは、新鮮な現象と言ってもいいのかもしれない。山下は「『なめてる』とか言われちゃうこともあると思うんですけど…」とも話していたが、もちろん「イジる」とはいっても大前提として深いリスペクトがあり、言葉遣いも丁寧なので、受け手や視聴者が不快に感じることも少ないだろう。

「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」では、ソーシャルディスタンスを確保するため、出演者ごとのスペースがアクリル板で仕切られ、お互いが直接触ることができない状況だった。山下は「浜田(雅功)さんに頭をたたかれたかったんですけど…。仕切りがあったので…。次にご一緒した時は、絶対たたかれたいです!」と笑った。

グループでは、今やトップクラスの人気メンバーの1人でもある。山下の積極性が、乃木坂46を新たなステージに導くかもしれない。【横山慧】