元乃木坂46の伊藤万理華(24)が、来年公開の映画「サマーフィルムにのって」(松本壮史監督)に主演することが25日、分かった。17年12月に乃木坂46を卒業して以来、映画初主演となる。同作が東京国際映画祭に出品され、特別招待作品として上映されることも決まった。

劇中では、時代劇オタクの女子高生、ハダシを演じる。今年6月から放送されたNHKのドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」に主演した金子大地(24)や、河合優実(19)祷キララ(20)ら、次世代俳優たちが顔をそろえたSF青春ストーリーだ。

伊藤は11年8月、1期生として乃木坂46に加入。初期から演技力を高く評価され、舞台出演経験も豊富だ。卒業後も昨年公開の映画「賭ケグルイ」に出演するなど、女優としての活躍の場を広げている。

撮影は既に終えている。「始まる前まで緊張していましたが、始まってからは役名の通りハダシで、日々をただただ必死に駆け抜けていました」と振り返った。「登場人物全員本当にいとおしくて、離れがたくなるくらいみんなすてきでした。早くスクリーンで会いたいです!」と話した。

◆「サマーフィルムにのって」 松本監督にとって長編デビューとなるオリジナル作品。時代劇オタクの高校3年生ハダシ(伊藤)は、ある日武士役にぴったりな少年、凛太郎(金子)と出会う。河合や祷演じる幼なじみたちとともに時代劇映画製作に乗り出すが、実は凛太郎はタイムトラベルしてきた未来人だった。三浦直之氏が脚本を担当。