複数の女性との不倫を報じられて活動自粛中だったお笑いコンビ、アンジャッシュの渡部建(48)が3日、都内で、騒動発覚から177日ぶりに会見し、1時間40分にわたって自ら説明・謝罪した。大みそかの日本テレビ系「ガキの使いやあらへんで!」特番を先月18日に収録済みと報じられたことを受けての会見。収録の有無については言葉を濁し、約200人集まった取材陣からフルボッコにされた。ネット上でも批判が殺到。大みそかどころか、仕事復帰自体の見通しがつかなくなった。

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今回の会見は、午後7時からスタートした。芸能事務所関係者によると、同時刻までは地上波各局で情報番組が生放送されており、会見内容が編集されずにより広まることや、特に今回は女性スキャンダルで、主婦や子どもなど視聴者層に対して配慮する場合があるといい、同時間帯を外したと考えられる。

また、渡部と取材陣が向き合う形となる「会見」方式ではなく、渡部をリポーターや記者が取り囲む「囲み」方式で行われた。「会見」方式では、例えば同じような質問が続いた場合に、司会者が制することもできる。一方、「囲み」の場合は、取材陣が矢継ぎ早に質問を投げかけられることが可能。今回は、所属事務所側が「囲み」方式を指定。結果として、あいまいな回答に終始する形となり、別の関係者は「渡部を野ざらしにしたも同然。なぜ囲み方式にしたのか」と首をかしげた。