今年8月に大腸がんで43歳の若さで亡くなった俳優チャドウィック・ボーズマンさんが主演する映画「ブラックパンサー」(18年)の続編が、代役を立てずに製作されることが明らかになった。10日に行われたウォルト・ディズニー・カンパニーの投資家向け発表会で、製作するマーベル・スタジオがボーズマンさん演じる主人公ティ・チャラ役の代役は立てないことを明言した。「チャドウィック・ボーズマンのレガシーと彼が作りあげてきたティ・チャラに敬意を表し、1作目で登場したキャラクターたちの世界観を掘り下げる予定」と説明。最新技術を駆使してチャドウィックさんを復活させることもなさそうだ。

人知れず4年以上にわたって闘病生活をしていたチャドウィックさんは、亡くなる直前まで希望を捨てずに続編出演に向けた準備を進めていたと伝えられている。死去を受けて現在は脚本の書き直し作業などを行っており、公開は当初の予定から若干ずれ込んで2022年7月になると発表されている。現時点でチャラに代わる主役が誰になるのかは不明だが、続編では女優レティーシャ・ライト演じる妹シュリの役割が大きくなると伝えられている。「ブラックパンサー」はスーパーヒーロー作品としては初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされるなど社会現象にまでなる超絶大ヒットを記録している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)