女子テニスの大坂なおみ(23)が、仏高級ブランド「ルイ・ヴィトン」のブランド・アンバサダーに起用されたことが明らかになった。

米ピープル誌によると、大坂はルイ・ヴィトンの今年の春夏コレクションの広告でデビューするという。ルイ・ヴィトンはインスタグラムでウィメンズ・コレクションの芸術監督を務める二コラ・ジェスキエール氏とのツーショットと共に大胆な色使いのカラフルなワンピースに同社を象徴するモノグラム柄のバッグを手にする大坂の写真を公開。「同世代を代表する大変すばらしい女性で、あらゆる人のお手本。彼女のキャリアと信念は人々を元気づける」とコメントしている。

テニス4大大会で3度の優勝を果たし、昨年9月の全米オープンでは人種差別や警察の暴力の犠牲となった黒人の名前が書かれたマスクをつけて出場するなどコートの内外で力強いメッセージを発信し続けている大坂は、「テニスを除くと私が最も情熱を持っているのがファッション。その中でもルイ・ヴィトンほど象徴的なブランドはありません。夢がかなった」とコメント。

ジェンスキエール氏についても「心から尊敬するデザイナーで、日本の文化やスタイルに対する愛情を共有している」と語っている。大坂は自身のインスタグラムでもモデルを務めた写真を投稿し、「とても光栄。16歳の時に母の誕生日にルイ・ヴィトンのバッグを初めてプレゼントしてから、それが毎年恒例になっている。1周して戻ってきた感じ?イエス」とコメントしている。

大坂はルイ・ヴィトンのストライプ柄のセクシーなワンピースを着て米国版ファッション誌ヴォーグ1月号の表紙にも初登場していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)