米カリフォルニア州のニューサム知事が27日、新型コロナウイルスワクチンの接種を促進するため、州内在住の12歳以上の接種者を対象に150万ドル(約1億5750万円)が10人に当たる「ワクチン宝くじ」を実施することを発表した。

同州は経済活動を6月15日に完全再開することを目指しており、それまでにワクチン接種を加速させるため、他にも現金とギフトカードで全米最大規模となる総額1億1650億ドルの賞金を準備している。抽選は6月15日に行われ、すでに接種済みの住民も対象になるという。

また、6月4日と11日には1人5万ドルの現金が30人に当たる別のくじの当選発表があるほか、27日以降に接種を完了した先着200万人には食料品の買い物に利用できる1人50ドル相当のギフトカードを提供することも発表された。

米国では25日に18歳以上の半数にあたる1億2900万人がワクチン接種を完了した。疾病対策センター(CDC)の集計で明らかになっているが、すでに各地で接種率の伸び悩みが起きており、接種をためらう人への促進が新たな課題となっている。

打開策として各州とも企業と提携してさまざまなキャンペーンを実施。今月に入ってオハイオ州やニューヨーク州でも高額な賞金が当たるワクチン宝くじを実施することを相次いで発表していた。

5週連続で5人に100万ドルが当たるオハイオ州の宝くじは、26日に最初の抽選が行われ、22歳の女性が当選。「寄付をして、新車を購入して、残りは投資に使いたい」と喜びのコメントをしている。応募者は275万人にのぼっており、抽選はあと4回残されている。また、これとは別に12~17歳を対象とした州立大学に4年間無償で通える奨学金が当たる抽選も行われ、14歳の少年が当選した。(ロサンゼルス=千歳香奈子)