演歌歌手岩本公水(46)が30日、故郷の秋田県羽後町にある実家を訪れて田植えを行った。

デビューの翌96年から毎年行っている恒例行事。地元ブランド「あきたこまち」を田植えから収穫まで本人が手掛け、収穫した米を「公水(くみ)こまち」と命名してファンらにプレゼントをしている。

この日は、約100人のギャラリーが見守る中、地元後援者らと田んぼに入った。農業の機械化が進む中、岩本は今回も手植えにこだわった。その姿を見て、「なつかしい」と飛び入り参加するお年寄りの姿も見られた。

秋の収穫までは、父・佐藤久栄さんが、新曲「憂愁海峡」などの曲を稲に聴かせる“胎教”で「公水こまち」を育て上げる。

岩本は「今日植えた、この若い苗が育っていくように私も歌をきちんと育てていきます」と、笑顔を見せた。