ピース又吉直樹(42)が2日、東京・渋谷の天狼院カフェSHIBUYAで「Dewar’s Curious Book Bar」発表会に出席し、執筆活動を始めたきっかけになった作品を明かした。

「いつかの、誰かの買った本が読めるブックバー」として、買った人のプロフィルだけがカバーに書かれた本が並ぶコンセプトの期間限定バー。その中で、「初めて小説を書こうか迷っていた時に買い、その迷いを吹っ切ってくれた本」として、自らのプロフィルが書かれたカバーの本を手に取った。

西加奈子氏が直木賞を受賞した「サラバ!」で、「本を好き過ぎて、なかなか書こうと思えず、恐れ多かった時に、この本を読んで、自分のこととか、人生とか、自分が信じるものは自分で決めていいんやと。全ての人の背中を押してくれる本で、書きたいという衝動が沸き上がってきたんです」と、その後の「芥川賞」受賞にもつながるエピソードを明かした。

他にも、「ギターケースを背負い、首元がゆるいTシャツ着た伏し目がちの青年が買っていった本」や「最近、サブカル好きの彼女ができたエンジニアの男性が買っていった本」などを手に取った。「サブカル好き-」では、「20代の頃に、ヒップホップ好きの彼女と付き合っていた時、XLのシャツを買いに行きましたから、気持ちは分かります」と淡いエピソードも明かした。

また、現在放送中のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」では、書店の店主役を務めているが、「もし自分が書店を開くなら?」との質問には「『ラストブックス』みたいな…。意味ありげでしょ? 最後の意味はそれぞれ。駅からちょっと離れていて、いろいろな書店を回って回ってたどり着くとか…」と妄想をふくらませていた。