関ジャニ∞が15日、京セラドーム大阪で、デビュー18周年記念ドームツアー「18祭(じゅうはっさい)」千秋楽公演を開催した。

王道の歌やダンス、バンドパフォーマンスに加えて、ユーモアたっぷりのカバーやコントなど、“いい意味で節操ない”何でもアリのステージを披露。唯一無二の総合エンターテインメントで、ファン4万5000人を沸かせた。

   ◇   ◇   ◇

アリーナ中央のステージに5人が登場すると、大歓声があがった。大倉忠義(37)は「大阪ファイナル! エイター(ファンの総称)、最高の夜にしようぜ!」と呼び掛けた。一定条件を守った上でのライブ「声出し」解禁後、初のツアー。安田章大(38)は「ツアーファイナル、大阪~ただいま! 声が聞きたかったんだぞ~!!」とうれしそうに叫んだ。

19年以来約3年ぶり、同年の錦戸亮(38)脱退後5人体制では初のドームツアー。丸山隆平(39)は「声も出せるようになって、天候にも恵まれ、奇跡的に完走できて、19周年と20周年に向けて追い風になると思う」と感謝。恒例となった序盤のジャニーズメドレーでは、なにわ男子「ダイヤモンドスマイル」やシブがき隊「スシ食いねェ!」のパロディーアレンジなど、多彩な楽曲を披露した。

続く中盤にも、戦隊グループキャラ「エイトレンジャー」としてコントを披露し、女性グループ「キャンジャニ∞」としてスカート姿でパフォーマンス。もちろん、磨き上げられた歌やダンス、持ち味のバンド演奏も見せて聴かせた。ジェットコースターのような、異常な“振り幅”の構成で魅了し続けた。

横山裕(41)は「いろんなグループがたくさん出てきている中で、僕らの武器ってやっぱり『何でもする』だと思う。それが詰まったライブ。裏側ではみんなめっちゃ息切らしてますよ」と説明。村上信五(40)も「いい意味で節操のないというか、振り幅というか」と笑った。大倉は「試行錯誤してもがき続けていたら、こういう総合エンターテインメントができるようになったと思う。エンタメの輪をもっと広げたい」と先を見据えた。【横山慧】