関ジャニ∞が15日、京セラドーム大阪で、デビュー18周年記念ドームツアー「18祭(じゅうはっさい)」千秋楽公演を開催した。唯一無二の総合エンターテインメントで、ファン4万5000人を沸かせた。

19年以来約3年ぶり、同年の錦戸亮(38)脱退後5人体制では初のドームツアー。前回は錦戸の脱退が決まった状態でツアーを行っていた。村上信五(40)は「今回は何の隠し事もないというか。全てのエネルギーを注力して、皆さんに楽しんでもらえるという。堂々と立っていられる潔さみたいなものはありますね。神経使ってMCしていましたから」と振り返った。

04年8月に関西限定デビューし、同年9月に全国デビュー。当初8人組だったが、複数のメンバー脱退を経て5人組となった。本編終盤には、安田章大(38)が「みんながいてくれなかったら、全国デビューできなかったと思います。エイター(ファンの総称)がいてくれたから、5人になってもここに帰って来られた」と感謝。「歩んできた時間はいろいろあったけど、今きっと5人は一番幸せな時間を過ごしていると思います」と続けた。横山裕(41)が「エイターしか勝たん!」と伝え、歓声を浴びた。

本編ラスト、メンバーが1人1人あいさつした。安田は「多難な思いをした皆さんと、いろいろな事情があった関ジャニ∞が、こうやってまた1つになるって、とてつもなくすごいことだと思う」と感慨を込めた。一定条件を守った上でのライブ「声出し」解禁後、初のツアー。「何より、この声だわな。みんなの思い、しっかり受け止めたで。生きてるってすばらしいよね」と笑った。

横山は「はじめやっぱり不安の中始まったけど、今こうやってファイナルを迎えて、5人の関ジャニ∞やっぱカッコいいなって思っています。それもこれも本当に全国のエイターの皆さん、スタッフさん、何よりもメンバーのおかげだと思っています」と感謝を伝えた。「今の関ジャニ∞やったら、何でもできそうな気がします。これからも僕たちについてきてください!」とアピールした。

丸山隆平(39)は「関ジャニのエンターテインメント、やばかったでしょ? こういうバケモノを作り出したのは、皆さんですからね! 最後まで責任持ってくださいよ」と笑った。「Jr.の頃、漫才やったり、コントやったり、先輩の曲オマージュしたり。なんだかんだ、続けていたら形になったね。みんなのおかげです。今日も皆の声が聞こえて幸せな気持ちでした」と伝えた。

村上信五(40)は「またわれわれは明日から日常に戻り、関ジャニ∞の、何かイベントの準備に入りたいと思います」と話すと、大歓声を浴びた。NHK連続テレビ小説出演を熱望しており、「僕は個人的に、朝ドラの準備に入りたいと思います」と言って笑いを誘った。

大倉忠義(37)は「今日の力がなくなったら、僕たちのいろいろな表現を見て、元気になってください」と呼び掛け、「このカメラの台数はDVD(撮影)だろう。DVDを見てるあなた、元気になったか!」と笑った。「いろいろなことを乗り越えて来ました。楽しいことも、つらいことも。メンバーと、皆さんと一緒に。絆は本物だと思います。この絆を胸に、頑張っていきましょう」と呼び掛けた。

アンコール後にはダブルアンコールも起こった。再び登場した5人はバンドセットにスタンバイ。昨年7月リリースのシングル「喝采」を披露した。5人で手をつないであいさつし、大歓声を浴びた。