英国で性的暴行の罪に問われていた裁判で無罪評決を受けた米俳優ケビン・スペイシー(64)が、祝杯をあげる姿がキャッチされた。

アカデミー賞を受賞した米映画「アメリカン・ビューティー」(99年)や「ユージュアル・サスペクツ」(95年)などで知られるスペイシーは、ロンドンにある劇場で芸術監督を務めていた2004年から13年にかけて男性4人に性的暴行を加えた罪に問われていた。

4週間にわたった公判では「合意の上」などと全面無罪を主張しており、無罪が言い渡されると涙を浮かべる場面もあった。

くしくも無罪判決が出た26日は64歳の誕生日で、数時間後にロンドン市内のクラブで友人たちとウイスキーを手に誕生日を祝う様子を米ニューヨーク・ポスト紙が伝えている。裁判では「判決を急ぐあまり、数日ですべてを失った」と証言していたスペイシーだが、目撃者によると人目に付く入り口付近の席に座り、「とても誇らしげ」だったという。

同紙はバックパックを背負ったカジュアルな装いで、複数の友人と談笑しながら、傘をさして店をあとにする姿を写真入りで伝えている。ハッピーバースデーは歌わなかったというが、楽しい時間を過ごしたようだ。

スペイシーは疑惑を受け、ドラマ「ハウス・オブ・カード」からの降板を余儀なくされ、出演予定だった映画も降板するなどしていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)