サザンオールスターズ桑田佳祐(67)が2日、日本テレビ系「news zero」(月~金曜午後11時)に初出演した。有働由美子キャスター(54)と特別インタビューが実現。対面したのは5年ぶりだった。

今年、デビュー45周年イヤーを迎えた国民的ロックバンド。この日、新曲「歌えニッポンの空」が配信リリースされた。4年ぶりとなる新曲を3カ月連続でリリースし、さらに9月には10年ぶりに地元・茅ケ崎でライブ開催を発表するなど、昭和・平成・令和の世代をまたいで、音楽シーンの第一線を走り続けている。今回、サザンの数々の名曲が生まれた聖地「ビクタースタジオ」の401スタジオでインタビューが行われた。

有働アナから「若い人から『こうしたら?』という意見は素直に受け入れられるものですか」と聞かれ、桑田は「『40年やってるんだぞ』みたいなことはありました。そういうときもあったけど、情報量がこれだけ早い世の中だと、1週間前の情報が随分前のものみたい。世の中で起きていることが、音楽業界、エンターテインメント業界だけでも、私の知り得ないことも随分あって。『YOASOBI』だとか『緑黄色社会』とか、そういう人たちの音楽は逆に聴かせてもらったり。風を読むのもある程度、若い人たちの意見とか、顔色を見ながら、(世の中と)チューニングしているような気がしますね」と持論を展開した。

さらに桑田は「(影響を受けた)60~70年代を通ってきた音楽人ですから、そのくらいに向けての憧れみたいものは自分の曲として出すんですけど、音楽的なことは急に変えられない。そういう部分に関しては、いじる必要もないし、自分の中にあるものは素直に。それをどういうふうに世の中に伝えるか。どういうふうに受け取られているのか、スタッフに聞きますよね」と続けた。