俳優林遣都(32)が31日、都内で行われた主演音楽劇「浅草キッド」(東京・明治座ほか)の製作発表会見に出席した。

ビートたけし(76)の青春自伝が原作。88年と02年に2度ドラマ化されたほか、21年には劇団ひとりが監督、主演を柳楽優弥が務めて映画化もされた。舞台化は今回が初。林は主役の北野武役で「まさか自分にくるとは思っていなかった」と率直に語り「お話を聞いたのが2年前くらいの時で。実感がわかなかったですし、今からこの重圧を背負いながらやっていかなないといけないのかと思って、資料をそっと引き出しにしまいました」と笑いも誘った。

たけしのイメージについては「みなさんと同じように世界の北野さんであり、僕が小学生の時に見ていたたけしさんは、すでに着ぐるみを着て、はちゃめちゃなことをやられている印象が強くて。こんなにも全国民の方が認知している方をやる機会もそうそうないと思うので、そのプレッシャーが大きいですね」と語った。

まだたけしに直接舞台出演を伝えられてないことも明かした。約1年前に番組で共演した際も「話す勇気が出なくて、遠くから観察していた」と振り返り「もちろん見に来ていただけたらそんなうれしいことはないですけど。どう思われるかはわからないので(脚本・演出の)福原さんのうしろに隠れていたいですね」と笑わせた

現在は舞台へ向けて歌などの猛レッスンに励んでいる最中だという。タップダンスも練習しており「すごく汗かくんですよ。脱水のような感じで、今すごく疲弊しています」と語った。

物語はたけし自らが原点と語る浅草・フランス座で下積み生活を過ごした青春時代をベースに、芸人・ビートたけしの誕生と笑いにかけた芸人たちの生きざまを描く。たけしは86年に同名楽曲も発表しており、今回は日本テレビ系ドラマ「あなたの番です」などで知られる福原充則氏脚本・演出のもと、オリジナル楽曲も加えて音楽劇へと仕立てる。

舞台は10月8日から東京・明治座でスタートし、11月にかけて大阪・新歌舞伎座、名古屋・愛知県芸術劇場大ホールでも上演予定となっている。会見には林演じる武の師匠、深見千三郎役の山本耕史(46)をはじめ、松下優也(33)、今野浩喜(44)も登壇した。