女優中村守里(20)が5日、東京・赤坂RED THEATERで同日に開幕したメインキャストを務める舞台「フラガール'23」(脚本・演出・羽原大介氏)の公開ゲネプロに出席した。

06年公開映画の脚本家、羽原氏が手がける最新作で、フラダンスに励む少女たちをはじめ、炭鉱労働者たちの絆も色濃く描いた。中村は「小さい頃に映画を見た時の感動や余韻が今も忘れられず、まさか20歳で自分がやるとも思っていませんでした。毎公演、戦いにいくぞという気持ちを忘れないで臨みます」とあいさつした。

この数カ月間は「足の皮がむけた」というハードなダンスレッスンもこなし、都内出身のため福島の方言もイチから学んだ。毎晩、福島出身役者が話す音声を聞いて寝ていたといい、今では共演する稲村梓(32)から「普段も(訛りが)出てるよね」と指摘されるほどに。福島出身の、なすび(48)からも「東京の人とは思わなかった」と褒められ「見てくださるみなさんに元気になってほしい」と笑顔でPRした。

羽原氏は今作への思いについて「東日本大震災を経て、エネルギー革命下の東北地方と、震災後の東北地方を何となく重ねられるような作品が作れないかと思った」と説明した。小劇場での披露にもこだわり「今回で再々演になります。リアリティーと、東北の方が持ってらっしゃる熱い気持ち、粘り強さが作品に反映されていると思います。親子、兄弟、師弟、友情の絆を描いた物語です。今回は組合側の苦悩も色濃く描いているので、男性も女性も年配の方も楽しんでもらえると思います」と力を込めた。

4年前の羽原氏の作品に出演していた稲村は「芝居稽古、ダンス稽古とエネルギー革命を起こす勢いでやってきました。そのパワーをしっかり発散していきたい」と語り「4年間いろいろありましたし、それがあってパワーアップした感じです。持てる限りの“アロハ”を出し尽くそうと思っていますので、ぜひ見に来て下さい」と呼びかけていた。