女優吉高由里子(35)が紫式部役で主演を務める24年度NHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜午後8時)が7日から始まった。紫式部(役名まひろ)の幼少期から晩年までの生涯を描く物語。長編小説「源氏物語」執筆など、世界でも名の知れた偉人を、吉高を含めたキャスト陣がどう演じきるか。物語の展開とともに注目していきたいと思っている。

データ面をみると、第1回の平均世帯視聴率は12・7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で過去最低数値となったが、同日に能登地震の影響で延期となっていた人気特番「芸能人格付けチェック」が放送されるなどした不運もあった。吉高は自身のSNSで「下克上大河として最後にはたくさんの人に愛される作品になっていたらいいなと思う今日でした」と思いをつづった。

個人的には気にする必要はないと思っている。誰もが感じている通り、昨今はリアルタイムでテレビにかじりついてドラマを見る時代ではない。大河ドラマはBSでも放送しているほか、再放送もあれば、配信のNHKプラスでも見ることができる。実際、NHKプラスでは第1回は過去最多49・8万UB(視聴した端末数)を記録していたという。

NHKの稲葉延雄会長も17日の定例会見で見解を問われ「配信でもすごく見られた。同じコンテンツを必ずこれで見るということではなく、BSや配信などいろんな形でお伝えしていて、視聴者のみなさんが最適な形でご覧いただいている結果なのかなと思います。単純に前回と比べるわけではなく、ライフスタイル指標も変わってきている」と語っていた。

吉高も14日に更新したSNSで周囲に激励されたことを明かし「皆様の温かいお言葉に感謝です。こんなに思ってくださる方々がいるのかと、胸がじゅわっとなりました。その言葉達を翼にして愛される作品になりますよう日々励んで撮影に挑みたいと思います」と決意を新たにしていた。

第2回からは子役に代わり、15歳になった、まひろとして吉高も登場。同じく初登場した藤原実資役のロバート秋山の公家姿がSNSで「しっくりしすぎ」と話題となるなど、じわじわと反響も起きつつある。撮影期間も放送期間も長い大河ドラマ。1000年の時を経て届ける物語は、まだまだ始まったばかりだ。【松尾幸之介】