23年10月期の日本テレビ系連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者、芦原妃名子さんが亡くなったことが29日、分かった。50歳だった。

捜査関係者によると、自殺とみられている。直前にSNSを更新しており、原作から逸脱したドラマ内容や脚本を受けて修正を行っていたこと、ラスト2話の脚本を自身が担ったことなどを明かしていた。

2014年(平26)に武井咲(30)主演で映画化された「クローバー」シリーズで知られる、漫画家の稚野鳥子氏が29日夜、Xを更新。「信じられない…多分全漫画家は芦原先生の言い分はわかってた。わかってたよ。悲しい…。」と悲痛な思いをつづった。

「クローバー」は1995年(平7)から10年、12年から19年、そして21年と3作、展開しシリーズ累計860万部を突破している。同作が映画化されただけでなく、稚野氏は16年に「月と指先の間」で少女漫画家、そして現在、連載中の「箱庭モンスター~少女漫画家、ときどき紙袋~」では少女漫画編集部の編集者を主人公にした漫画を、それぞれ手がけている。27日にはXに「月と指先の間」の一部を紹介し「原作改変と言われますが、つまりはだいたいこんな感じです。これは漫画家サイドの『月と指先の間』です。編集サイドは『箱庭モンスター』をどうぞ。」と「セクシー田中さん」の一連の問題に関し、実情を提示していた。