小学館は3日、公式サイトで、昨年10月期の日本テレビ系ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家芦原妃名子さんの訃報に関連して設置した特別調査委員会による調査報告書を公表した。さらに「映像化指針」を策定したことも報告した。

発表では「2024年1月、漫画家・芦原妃名子先生が逝去された事につきまして、改めてお悔やみを申し上げます。また、ご遺族にも深く哀悼の意を表します」としつつ「当社は、芦原妃名子先生に関する一連の事案について、事実関係の調査、問題点の洗い出し、必要な改善策提案を目的として、弁護士を含む特別調査委員会を設置し、調査を行ってまいりました」と報告。90ページにおよぶ特別調査委員会による報告書を公表した。

同社は「報告書の公表は、当該事案関係者への批判を意図しておりません。関係者個人への誹謗中傷は、厳に慎んでいただきますようお願い申し上げます」と呼びかけつつ「公表する報告書は、関係者のプライバシー配慮及びその保護、機密情報保護のため、部分的な非開示措置をとっています」と説明した。

また「映像化指針」を定め「当社刊行のコミックス・書籍等の映像化につきましては、作家の皆様からお預かりしている作品の魅力や面白さをより多くの方々にお伝えし、楽しんでいただくために、積極的に進めてまいりました。今後もこれまでと変わらず、作家の皆様がゼロから創り上げた作品を広め、持続的、永続的なものとなるよう映像化に取り組んでまいりますが、以下の指針を徹底する所存です」とし、次の3つの指針を示した。

<1>映像化許諾を検討するにあたり、作家の皆様のご意思やご希望を確認し、そのご意向を第一に尊重した文書を作成し、映像制作者側と協議、交渉いたします。

<2>映像化の検討段階から正式な許諾段階までの、映像化における各段階に適した文書(作家の皆様のご要望、許諾の条件、展開内容などを記載した文書)を作成し、作家の皆様に逐一確認をとりながら、映像制作者側と進めてまいります。

<3>社内における映像化への理解を深め、さらに知見を広げるために、社内セミナーを適宜実施してまいります。

日本テレビ側も、5月31日に社内特別調査チームの結果説明会を行った。