柴咲コウ(42)が5日、都内の日本外国特派員協会で行われたフランス、日本共同製作の主演映画「蛇の道」(黒沢清監督、14日公開)上映会後、会見に臨んだ。
柴咲は、会見の冒頭から約5分にわたって、流ちょうな英語であいさつした。柴咲はフランス語をトレーニングし、劇中でもフランス語で演じているが「本日はお招きいただき、ありがとうございます。今日は、フランス語で自己紹介をと思いましたが。現時点でフランス語が、ほとんどできていませんので、ごめんなさい」と謝った。一連のあいさつを、通訳が日本語訳すると「日本語(の訳)も自分で言うべきですよね。すみません」と照れ笑いを浮かべた。
黒沢清監督(68)は「My English is poor」(私の英語は拙い)と英語で口にした上で「柴咲さんが、こんなに英語がうまいと思わなくてビックリしました、日本語でやらせてください」と柴咲の英語力の高さに驚いた。その上で「日本で来週、公開されます。フランスは、もう少し公開は先になるようです。主演女優の柴咲コウさんと同じ壇上に並んで座ることができて、こんなにうれしいことはありません」とあいさつ。そして「大物から、とダメ元で声をかけた。やったと思った」と、柴咲のキャスティングに成功した際の喜びを、改めて口にした。
「蛇の道」は、15年にカンヌ映画祭ある視点部門監督賞受賞などフランスと縁の深い黒沢監督が、98年に制作した同名オリジナル・ビデオ作品が原作。同監督が再映画化に加え、フランスで再び映画を撮りたいと熱望していることを、KADOKAWAがフランスの製作会社CINEFRANCEに伝え、フランスでのリメークが実現した。
柴咲は劇中で、ダブル主演のフランスの俳優ダミアン・ボナール(45)が演じた、8歳の愛娘を何者かによって殺され、復讐(ふくしゅう)を誓う父アルベール・バシュレと偶然、出会い、協力する心療内科医の新島小夜子を演じた。撮影の半年ほど前からフランス語のレッスンを日本で受けた。23年4~5月までパリと近郊で行った撮影期間もホテルに宿泊せず、クランクイン1カ月前からキッチン付きのアパートを要望し、生活して役作りした。



