俳優北村匠海(27)が25日、都内で主演映画「愚か者の身分」(永田琴監督)公開記念舞台あいさつに登壇した。

社会問題化している闇ビジネスを生々しく描いた、作家西尾潤氏のデビュー作が原作。戸籍売買の“闇バイト”を行う主人公、タクヤを演じ、兄貴分の梶谷(綾野剛)の手を借りてマモル(林裕太)とともに闇の世界から抜け出す3日間を描く。「現代を生きる若い人たちに、闇バイトの危険性とか映画に込められたメッセージとかを見てほしい」と思いを込めた。

逃走シーンではサービスエリア(SA)で一息つく場面があり、梶谷とひとときの平穏な時間を過ごす。「SAは落ち着く場所」といい、「映画でもSAでの時間は凪で、逃走している2人(タクヤと梶谷)とは思えない普通のシーンだった」と明かした。続けてプライベートでも「SAが好きで、SA飯だけを食べに行く1人旅をする」と独特の趣味を明かし、会場を驚かせていた。

料理上手としても知られ、劇中では自ら調理したあじの煮付けを振る舞うシーンも登場する。共演した山下美月(26)から絶賛されるほどの腕前で、照れ笑いを浮かべつつ「魚は今までさばいたことがなくて、初めてだった。この映画の撮影に入って初めてやったのは魚をさばくことだった」と告白。普段の料理のレパートリーも増えたといい「これで覚えたので、プライベートでもあじとか金目ダイとかさばいています」と笑顔で語った。【野見山拓樹】