俳優舘ひろし(75)がコメディー映画「免許返納!?」(河合勇人監督、26年6月19日公開)に主演することが16日、分かった。
映画スターが免許返納をめぐる騒動に巻き込まれる様子を描く。主人公の南条弘は、94年に舘が主演した映画「免許がない!」と同一人物だが、続編ではなく新しい物語が展開される。
「免許返納!?」は、バイク事故を起こした俳優仲間を、免許よりも大事なことがある、老害にならないように…といさめた発言が称賛されたことが発端。発言が広がり、南条自身がいつ免許を返納するのかに注目が集まってしまう。まだアクションがやりたい、免許は返納したくないスターのピンチが描かれる。
舘は「映画『免許がない!』で、教習所に通う俳優南条弘というコミカルなキャラクターを演じてから、気づけば約30年の歳月が流れました。そして、今、同じ“免許”をめぐる物語が、今度は『免許返納!?』という形でめぐってきました。俳優として歩んできた人生を象徴しているかのようで、運命めいたものを感じました」と感慨を語り、「真っ赤なフェラーリ、『あぶない刑事』でもおなじみのハーレーやレパードも登場し、カーアクションもあります」と、舘をほうふつとさせるシーンも盛りだくさんだとした。
企画段階から参加したそうで「林(民夫)さんの脚本を元に、監督、プロデューサーと打ち合わせを重ね、次々とアイデアが湧き上がり、脚本の世界が広がっていきました」と振り返った。
中学2年の時、舘のヒット曲「泣かないで」のレコードを買い、永遠のヒーローと尊敬する河合監督は「奇跡みたいな話が、この歳になって本当に来るとは思っていませんでした。ハーレーに乗ってショットガンをぶっ放したり、往年の名曲をカラオケで歌ったり、憧れ続けた“あの舘ひろし”の瞬間を、遠慮なく、全力で詰め込みました」と話している。
天野和人プロデューサーは「河合監督の演出で『誰も見たことのない舘ひろし』を堪能してもらった上で、免許返納という社会の動きを優しく考える一助になるのではないか、と考えました。結果は、中身を見ていただければ分かります!」と自信を見せている。
○…「免許がない!」は、舘が初めて挑戦したコメディー映画。正体を隠して合宿免許教習所に入ったスターの悲喜劇を描いた。もてはやされてきた俳優が、厳しい教官にしごかれ抜く落差が、笑いのエッセンスになった。舘が実際は免許を持っていたが、運転できないキャラクターを演じ「演じていて車の運転が下手になっちゃった。車庫入れシーンなどは本当に失敗してNGを出しちゃった」と話したこともあった。



