元宝塚歌劇団月組スター美弥るりかが16日、大阪市内で主演舞台「MISSDIRECTION」の取材会に出席した。
同舞台は、とあるBARで目を覚まし、「ここに来るまでの記憶」を失っていた、互いに面識のない女たちが究極のだまし合いを繰り広げるクライム・シチュエーションコメディー。
23年に上演された舞台「THE MONEY-薪巻満奇のソウサク-」に続く、七海ひろきプロデュースの演劇企画「QQカンパニー」第2弾となり、脚本・演出も前作同様、保木本真也氏が手がける。七海が出演兼プロデューサーを務め、妃海風、海乃美月の元トップ娘役2人、緒月遠麻、帆純まひろ、野々花ひまり、千海華蘭、羽立光来の宝塚OG9人が出演する。
七海とは同期で同郷。「受験前のスクールから仲が良かった。卒業して、彼女の企画に主演させていただく。20年以上の付き合いになるので、まだ同期の絆が続いているのはうれしい」と感謝。OG9人が集まったことには「卒業生が集まると、皆声がすごく通るので、稽古場が声があふれて愉快でうるさくて明るい。すごく懐かしい空気になる。こんなにすてきなメンバーでお芝居を作れるのが楽しみ」と笑顔を見せた。
先輩の緒月遠麻には「お芝居のお上手な芸達者な方という印象がすごくあったので、客席から見ていてすごくあこがれの存在でした。今回お芝居をご一緒できて、いろんな事を学べるんじゃないか」。
一方、月組で共に活躍していた千海華蘭については「卒業してからカナダに留学していたので、すごくミステリアス。ひょうひょうとしているように見えるけど、心の中はすごくいろんなものを勉強したいって情熱があるんだと思う。先日、久しぶりに会えたんですけど、明るさは変わらないし、海外生活で刺激をいっぱい受けてきたと思うので、パワーアップして舞台に立つと思うとすごく楽しみです」。
同じ組では1年間を通じて、稽古も本番も同じ。一緒にいることが当たり前の生活になるが、退団後はそういった関係もなくなり、新たな一面を知ることになるという。
「『この人、こういう人なんだ』とか、『こんなにディズニー行くんだ』とか、『こんなにSNSを更新するんだ』って、今まで知らなかったことを知るのが卒業後。芸名でベールに包まれていた部分が、卒業すると、本名の自分もにじみ出てくるのかな。そういった意味では魅力が増えるイメージがありますね」
作品のみどころについては「体を張ったお笑い」ときっぱり。「ポスターを見るとクールでまじめな、真顔でお芝居されていると思いますけど、台本を読んだときも一人でゲラゲラ笑いました。面白い要素がたくさんある。私自身も体を張るタイプといいますか、全力でふざけるシーンもあったので、実はお笑いです」とアピールした。
作品の内容にちなみ、「BARで記憶を失った」経験について聞かれると、「BARで寝たことはないですけど覚えてないことはあります」とにっこり。「カラオケがあったと思うんですけど、記憶になくて。同期でカラオケバトルで優勝する子の映像を連写しまくって撮ってる。でも、次の日、記憶がなくて、『私、この時間何をしてたんだろう?』って。あれは怖かったです。ご一緒した方には『何かやってたらすいません』って謝りました」と笑い話を明かしていた。
大阪公演はシアター・ドラマシティ(5月28~31日)、東京公演はシアターH(6月17~21日)。



