俳優森崎大祐(24)浅沼晋太郎(50)日野友輔(23)が出演する映画「DOPPEL」(谷健二監督)が4月17日から23日まで東京・シネマート新宿で1週間限定上映される。演劇を舞台とした“谷ワールド”全開の新作。このほど3人が取材に応じ、見どころなどを語った。

主人公の森崎演じる新人俳優光井昇が、劇団で感情のない殺人鬼役を任され、次第に現実と虚構の世界があいまいになっていく様子を描くサスペンス作。森崎はボーイズグループ「BLANK2Y」や「Celestla」のメンバーとして韓国などで活躍し、今回が帰国後初主演。「力が入る部分はありました。抜てきしてくださった谷監督にも感謝しています」といい「どちらかと言うと感情は豊かな方なので、感情を殺して、無の状態の殺人鬼を演じるのは大変でした。いろんな作品を見たりもしましたし、自分がやったらこうなるのかなというイメージを持って演じました」と振り返った。

これまでも多くの谷作品舞台への出演経験のある日野は「いつか映画をやりたいと話していたのでうれしいです」と笑顔。24年「仮面ライダーガヴ」出演などでも注目を集めており「1年間ヒーローものをやっていたので、今までと違った自分をみせられるのかなと思っています。どこまでが現実で虚像なのか、境界線がぐちゃっとしいている感じは谷さんらしいなと思います。心に響くセリフが必ず出てくるので、そこから何かを感じていただけたら」と呼びかけた。

映画は反響次第では追加上映などの可能性もある。浅沼は「役者の仕事の中身まで垣間見える作品なので、もし1度でも俳優業に思いをはせたことがある人はまた違った見方ができる作品になるんじゃないかなと思います。ぜひ多くの方に見てほしいです」とヒットを願った。森崎と日野は脚本や演出家としても活躍する浅沼から俳優としての助言も多くもらっているという。森崎は「『ひとつひとつの言葉を大切に言うんだよ』とアドバイスをいただきました」と明かした。「仮面レイダーガヴ」でも共演していた日野は「愛にあふれている人なので。たくさんご飯もたべさせていただきましたし、いろんなお話をさせていただきました」と信頼を口にしていた。

ポスタービジュアルでは森崎演じる昇の「俺は、俳優だ」という文字も目を引いた。森崎は「音楽をやっていた頃は自分のことに精いっぱいで、全く人のことを見ていませんでした」と明かし「今は人を観察するようになって、あの人はなんでイライラしているんだろう、幸せそうな人ってどんな言葉を発しているんだろうとか考えるようになりました。『あ、自分も芝居を始めたんだな』と気付いたきっかけになりました」と話した。

作品は4月17日から23日まで東京・シネマート新宿で1週間限定上映される。【松尾幸之介】