春の叙勲で旭日小綬章を受章した浪曲師京山幸枝若(きょうやま・こうしわか=64)が20日、皇居での伝達式に出席後、都内で会見し喜びを語った。

受章に「こんなうれしいことはない。これをきっかけに浪曲が繁栄してくれたら」。2年前に浪曲界初の重要無形文化財保持者(人間国宝)となったばかり。「2年前も驚きましたが、本日も驚いております」。

伝達式を振り返り「天皇陛下ともっと離れているかと思ったら、あまり離れていない。うれしかった。天皇陛下ですからね」と感激した。

現在は年に40回ほど舞台に立つほか、日本浪曲協会の活動に尽力。「荷物運びとか。人間国宝やのに」と笑わせ、待遇の変化について「天の上と地の底くらい違う。こつこつやってきてよかった」。浪曲の魅力について「人情、人のなさけ、親孝行などの中に、お笑いが入ったり、お涙ちょうだいが入ったり、かっこよさが入ったり」と語った。

課題は若い世代の取り込みとし、「浪曲は和製ミュージカル。好きなようにお芝居して、好きなように歌を入れて」とアピール。大学で講師を務めていた時には、ダウン・タウン・ブキウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」や、さだまさしの「関白宣言」を「浪曲の基本として聞かせていた」とした。