米アニメーション映画「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」(2008年)など「スター・ウォーズ」シリーズのアニメ版でヨーダ役を務めてきた声優トム・ケインさんが、5月18日に2020年に発症した脳卒中の合併症で亡くなった。64歳だった。

ロサンゼルス・タイムズ紙によると、ヨーダ役のほか「パワーパフガールズ」(1998年)のユートニウム博士役などでも知られるケインさんの所属事務所がSNSで声明を投稿し、米ミズーリ州カンザスシティの病院で息を引き取ったことを発表したという。「『スター・ウォーズ』での忘れられない演技から、数えきれないほどのアニメシリーズ、ドキュメンタリー、ゲームにいたるまで、トムが携わったすべての役に知恵と強さ、ユーモア、そして真心を吹き込みました。彼の声は私たちの生活、思い出、そして私たちが心に刻む物語の一部となりました。もう声は聞こえませんが、彼が世界に与えたキャラクター、物語、そして愛は永遠に生き続けるでしょう」とつづっている。

ケインさんは、90年代にビデオゲームを通じて初めて「スター・ウォーズ」シリーズに関わり、それ以降もテレビシリーズ「スター・ウォーズクローン大戦」(2003年)など数多くの作品でヨーダを好演してきた。2020年に脳卒中を患い、後遺症で発話が困難になったことから2021年に声優業を引退した。(千歳香奈子)