演歌歌手香西かおり(62)が17日、大阪・新歌舞伎座でコンサートを行った。香西は初期の乳がんが見つかり、4月30日に手術を受けたが、その後は順調に回復。イベント出演やライブを行ってきた。今回は復帰後、地元大阪での初コンサートとなった。

香西は開演前、取材陣にがん発見から手術、現在に至るまでの経過を明かした。

「3月でした。愛犬のサラちゃん(シーズー犬、メス2歳)が私の胸に近づいて妙に吠えるんです。何か胸のあたりにこぼしたかなと思ったんですが、それにしてもいつもと様子が違う。変やなと思って、自分の手で胸を触ってみるとしこりが見つかって」

病院に行って診察を受けると「いきなり、乳がんですと言われました。『へえ~!』と驚くばかりでしたが『先生、早く取ってもうて』とお願いしました」。

手術で左胸を全摘出。「抗がん剤や放射線治療はなく、ホルモン治療のみ。取ったその日から再建です。今も治療中で週に一度、病院に通っています。転移はありません」。

コンサートでは、地元らしく、客席から大きな歓声があがった。ヒット中の「とどかぬ想い」や、香西お気に入りの昭和歌謡から、ちあきなおみ「星影の小径」や村下孝蔵「初恋」を披露した。

観客にもがん闘病を報告し「今回、初めて病気らしい病気を経験しました。今新しいおっぱいをこしらえ中です」「でも退院の日から、お酒を飲みました(笑い)」「この年まで歌しかやってこなかったので、このままずっと歌をうたっていきます」などと話した。

乳がんと闘っている人には「医療は日進月歩。あきらめることなく、必ず治る、と信じてほしい」とメッセージ。新歌舞伎座では毎年、コンサートを行っており、なじみのファンも多い。「また来年も来てね。死んだらあかんで」と呼びかけていた。