児童書を出版する福音館書店は7日、累計発行部数571万部超を記録した、1967年(昭42)発行の絵本「ぐりとぐら」に関連した投稿をめぐり、謝罪した。
同社は公式Xに掲載した声明で「昨日、当アカウントより発信した投稿につきまして、表現が不適切であるというご指摘を多数いただきました」と報告。「皆様からのご指摘を真摯に受け止め、該当ポストは削除いたしました。今後は、投稿の確認体制を強化し、再発防止に努めてまいります。この度は誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
「ぐりとぐら」についてはXで、絵を描いた山脇百合子さんについて、旧姓の大村名義で出版された絵本と2冊並べた画像が一部読者から投稿された。そこには、息子から「ママ~なんで同じ人とが書いているのに苗字だけ違うの?」と質問された母が「よく気づいたな息子よ・・私がそれに気づいたの、つい最近だぞ・・」などとコメントが付記されていた。
福音館書店の公式Xは、当該投稿をリポストする形で「本当だ…どうしてだろう…(すっとぼけ)」と投稿した。そのことに対して、一部から「女性作家や研究者が結婚で名字が変わることで名義の同一性が失われる問題の例でもあると思うんですが、福音館書店がその反応で本当にいいんですか?」「子どもの本を作っている福音館書店が『すっとぼけ』という反応でいいとは思えないですよね…。」など、疑問の声が複数、寄せられていた。
「ぐりとぐら」は、双子の野ねずみ・ぐりと、ぐらを描いた物語で原作の中川李枝子さんと山脇さんは姉妹。シリーズ7冊累計で、2230万部を記録している、日本を代表する絵本だ。



