演歌歌手の天童よしみ(72)が「只見町特別観光大使」に任命され、27日、福島・只見町民体育館で委嘱式に出席し、記念のミニコンサートを開催した。
17年に105歳で亡くなった祖母の小阪ユクさんが同町の出身。また85年「道頓堀人情」発売後は「雪祭り」でコンサート開催などの縁があった。渡部勇夫町長(70)から委嘱状を受け取ると「私も頑張って、世界中から多くの人に只見に来ていただけるようにつなげていきたいと思います」と意気込んだ。
ミニコンサートでは「今日は特別で胸がいっぱいなので、歌がそのまま届くようにギターとピアノで、“か細い”体で一生懸命に歌います」と自虐ネタを交え、会場の笑いを誘った。
「道頓堀人情」発売後の雪祭りを「故郷に帰ってくるようで、おばちゃんと母と毎年只見に来るのが楽しかった」と振り返り「こうしてまた只見に来られて、うれしくてたまらない」。代表曲「珍島物語」や最新曲「旅路」、美空ひばりメドレーなどを歌唱。会場に集まった約360人の町民に歌声を届けると「またちょこちょこ来ますから、待っていてください!」と呼びかけた。
また、イベント前の取材では、「珍島物語」に関する祖母の予言を初告白。同曲を発売前にカセットで聴かせると、「これ、大ヒットするわ。若い子たちが喜ぶ」と予言したという。その結果は言わずもがな。天童の代名詞となるヒット曲となった。【川田和博】
◆只見町(ただみまち) 福島県の西南端、新潟県との県境に位置する町。面積は747・54平方キロメートルで東京23区の1・2倍。標高1000メートル級の山々と、広大なブナの原生林に囲まれた特徴ある自然環境に、冬の多雪によって1年を通じて豊かな水が供給され、美しい渓流と川が多い。只見川は水力発電地域として貯水量5億トンと国内最大規模の「田子倉ダム」や「只見ダム」などがあり観光の拠点。観光大使は冒険家の風間深志氏、絵本作家の吉田瑠美氏。



