東京・歌舞伎座で1日、「吉例顔見世大歌舞伎」が初日を迎えた。

赤穂浪士の討ち入りを描く歌舞伎3大狂言の一つ「仮名手本忠臣蔵」全十一段を昼夜で通して上演。

主君の塩冶判官(えんや・はんがん)に忠義を尽くす大星由良之助を松本幸四郎が演じる。

昼の部「四段目」は、判官切腹の場面。通さん場と呼ばれており、上演中は客の出入りが止められるほど緊迫した場面。

張り詰めた空気の中、判官の元に由良之助が駆け付け、主君の無念を力強く引き受ける最大の見せ場では、涙ぐむ観客の姿もあった。

幸四郎は由良之助を演じるにあたり、東京都港区の泉岳寺にある、大石内蔵助ら赤穂浪士が眠る墓を参り、「人の生きざまを感じていただける芝居をしたい」などと、語っていた。

25日まで。