東京都で3日、新型コロナウイルスの感染者が新たに258人確認され、7日連続で200人を上回った。検査数の関係で、比較的低い数字が続く月曜日としては、過去最多となった。これまでの月曜日の最多は168人(7月20日)だった。

小池百合子知事が取材に応じ、検査数は5500件台だと明かした。この日、新たな重症者は確認されなかったという。「やはり、若い人たちが多いという傾向には変わりない」と、20代で110人、30代で60人と66%を占めていると指摘した。

一方、80代、90代も4人ずつ感染しているとし、高齢者にも感染が広がっていると話した。その上で「特に重症者を防ぐという意味では、ご高齢の方と一緒に暮らしている方々などは、ご注意いただいて、1つ屋根の下でも、お食事の時間を違えるなど工夫をしていただきたい」とした。

新型コロナウイルスの主な感染経路の1つは、飛沫(ひまつ)感染だと言われている。小池氏は「一緒に暮らしている方と、高齢の方とで、例えば、歯磨き粉を変えるなど、とても身近な話だが、そんなこともご注意いただきたいと思う」と述べた。