東京・新宿2丁目で“恋の伝道師”として知られるバー経営者、まぁがりんさんに新型コロナウイルスで騒然とした今年を「私の好きな男性」で振り返ってもらった。無観客での五輪開催後、電撃的に交代した首相についてもバッサリと切ってもらった。
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2021年に話題を振りまいた男性について語ってもらおうと新宿2丁目「あっぱれ!」の、まぁがりんさんをを訪ねた。今夏開催された東京五輪に常連13人が選手として出場し、うち4人が金、1人が銅とメダリスト5人を輩出した店として、評判の店である。
「金を逃して銀メダルだった選手も今度、来るらしいのよ」と相変わらずの人気ぶりだ。変異株オミクロンがじわじわと感染拡大の傾向が見られる中、現在の新宿2丁目はどうなのだろうか?
まぁがりんさん お仕事によるわね。医療に従事している方はまだ自粛中ね。最近になって公務員のみなさんもようやく、かな。以前のように盛り上がってハグしたり、ハイタッチしたりはなくて、全部エア。カウンターに飛沫防止のビニールシートを張っているから声も張り上げないといけない。のどのケアは必要ね。
2丁目も大変だ。そういや、総選挙はどうだったろうか?
まぁがりんさん うーん、各党掲げた政策で「LGBTQ(性的マイノリティ)」について触れていたけど、本気を感じなかった。こういう言葉が叫ばれなくなってからがスタートでしょうね。
総選挙を前に新首相になった岸田文雄氏については「昨年、菅さんと争ったときに出遅れたでしょ。あれね、計算していたと思う。だから今年は行動と打つ手が速かった。勝てる戦(いくさ)しかしなくて、プライドも高い。私は興味ないな」とバッサリ。野党第1党の立憲民主党代表、泉健太氏は「ああ、枝野さんの代わりね」と言葉少な、本気で興味がないようだ。
MLBでも二刀流で大活躍した大谷翔平についてはベタホメで「もうね、理想ね。顔もちっちゃいし」と持ち上げてから水原一平通訳の写真に視線を落として「お顔のつくり、素材は最高ね。一平ちゃんもいいわね」と、ほめ言葉が止まらない。
最も熱烈だったのが体操内村航平で「鉄棒から落ちても泣かなかった。サッカーで銅を逃したサッカーの久保建英は号泣だったけど、プロなら負けて涙は見せちゃダネね。内村はさばさばしていた、スゴいわ」とホメて「あと、脇毛は男性ホルモンが香ってくるわね」と顔を赤らめた。
さらにお気に入りはサッカーJ1得点王の前田大然。「スキンヘッドにひげ。悪そうな顔に見えるけど、私の目はごまかせないわ。よく見るとタレ目。ヒゲがなかったら(相手に)ナメられちゃう。おそらく勝負するピッチで相手をスゴむためにあの顔をつくってるんだと思う」と話し「だいぜ~ん、いい人がにじみ出てるゾ」とウインクした。
同じくサッカーではカズこと三浦知良に敬意を払っていた。「私より年上だけど、もうね、ブラジルにサッカー留学しているときから、今までそのカワイイ印象は変わらないでしょ。プリンスですよ、プリンス。誰に対しても変わらぬ態度で飾ることもない。カッコいいわぁ~」とメロメロだった。
今年亡くなった俳優田村正和さんについては「あああ、もうニュースキャスターのドラマ、最高だったわ。当時、私、学生で、ミポリン(中山美穂)のファンだったの。そのミポリンが中山美穂役で出演したのよ。スゴいでしょ? あれ、田村さんだっけ…永遠の二枚目。カッコイイわぁ。私生活がベールに包まれていて、そういう秘密を大事にするところもダンディなのよ」と脱線はしたものの、きっちりとホメあげた。
内村を絶賛したが、後継者の橋本大輝は好みではないのか? 「大好きよ、でもね、まだ若いの。あと3年したらパリ五輪。そのころには熟しているかもね」と話し「でも、橋本君なにが残念、って脇がつるつるなの。生えないのかな、脇毛」と、最後まで内村を絶賛し、2021年の振り返りに幕を降ろした。【取材、構成・寺沢卓】

