米紙ニューヨーク・ポスト電子版(以下NYポスト)など海外メディアが、弁護士資格の取得を目指す小室圭さん(30)と結婚しニューヨークに移住してまもなく5カ月を迎える小室眞子さん(30)が、マンハッタンのメトロポリタン美術館(MET)でボランティアを始めたと、日本の英字紙の報道を引用しながら報じた。

NYポストは、ジャパンタイムズ紙の記事を紹介し「13世紀に島国に仏教を広めた僧侶に触発されたMETのアジア美術の展示について、学芸員をボランティアとして支援している」などと伝えた。ジャパンタイムズ電子版は「事情に詳しい関係者は、眞子さんは正式なスタッフではなく、ボランティアだと示唆している」などと報じていた。

METのサイト内で紹介されている、明治~昭和の彫刻家で画家の山田真山の絵画には、今年2月3日付の解説が添えられ、文末に「Mako Komuro」の署名が確認できる。この作品は一遍上人から着想を得たものだという。眞子さんは、国際基督大学(ICU)で美術や文化財を研究し、学芸員の資格を取得。英エディンバラ大では美術を学び、英レスター大大学院博物館学研究科では修士を取得している。渡米前からMETでの就職がうわさされていた。

米誌ピープルも、ジャパンタイムズの報道を紹介し、元METの学芸員の「彼女は資格があり、おそらくコレクションの作品を扱っていると思います。一般的にたくさんの準備を必要とする仕事で、図書館で多くの時間を費やすことを意味します」とのコメントを伝えている。

1870年に設立されたMETは世界最大級の美術館として知られ、昨年3月から今月24日まで最近購入または寄贈された300点以上の日本美術を紹介する特別展も開催されている。小室夫妻が暮らすニューヨーク市内の自宅アパートからも近く、眞子さんには最適な職場と言える。

眞子さんは昨年12月、クリスマスギフトを手に、METでの勤務経験がある元駐日米国大使キャロライン・ケネディ氏の自宅を単身で訪れていたことが、英紙デーリー・メールで報じられており、就職を相談していた可能性も取りざたされていた。

今年2月にニューヨーク州の司法試験に再挑戦した小室さんの現在の米国滞在資格は学生ビザ(F-1)の延長である「OPTプログラム」とされる。その場合、配偶者としては眞子さんは米国内で収入を得て働くことは認められない。

小室さんの司法試験の結果は今月末にも発表される見込みだ。7月ごろに滞在資格を失う恐れもあるビザの問題とともに、動向が注目される。(ロサンゼルス=千歳香奈子)