東京都の小池百合子知事は6日夜、同日告示された東京都議補選・立川市選挙区(定数2)に出馬した都民ファーストの会公認候補の応援に入った。公務の後、JR立川駅前で街頭演説し「子育て、地域活性化、安心安全。どれをとってもいちばんの立川にしたいという思いで挑戦されている。これはしっかり応援しないといけないということで、(候補者の)『推し活』をしに参りました」と述べ、支持を訴えた。
同補選は、今年9月の立川市長選に自民、立民の都議2人が出馬し、自動失職したことに伴うもの。いずれも新人で、自民党の元市議、木原宏氏(47)、都民ファの元市議、伊藤大輔氏(48)、立憲民主党の元葛飾区議、鈴木烈氏(49)の3人が立候補を届け出た。これまで議席を持っていた自民、立民両党の間に、都民ファが割って入るかどうかが焦点で、三つどもえの激戦とみる向きもある。
小池氏は演説で、大規模災害に備えて国や都の施設を構える防災拠点が立川だと強調。「都政としっかり連絡を取れる都議会議員にいてほしい。厳しい戦いだが、送り出して欲しい」と訴えた。小池氏は都民ファの特別顧問。厳重な警備が敷かれる中、鈴なりの聴衆から「生百合子だ」などの声が漏れる中、ご機嫌な様子で「本人でございます」と、呼びかけた。
都議会の勢力(10月2日現在)は、第1党の自民党(27議席)と、知事与党で第2党(26議席)の都民ファが1議席差。選挙結果次第では、同数になる可能性もある。
また、9月の立川市長選は、次期衆院選に向けた東京での選挙協力調整をめぐり、自民、公明両党の関係が悪化した中で行われ、自民は立民系候補に1581票差で敗れた。今回は、東京での自公選挙協力が「復活」した中での選挙戦となるだけに、衆院解散・総選挙が近いとされる中、自公選挙協力の現状を占う上でも関心が集まっている。
都政関係者は「小池氏は、立川など多摩地域の発展に向けた街づくりを進めている。今回の都議補選は、かなり重視しているはずだ」と指摘した。投開票は10月15日。【中山知子】

